からきがんかくりにっく

からき眼科クリニック

〒487-0024 愛知県春日井市大留町2丁目17-5
小児・障害児者の眼科なら
○一般眼科
○小児眼科
ごあいさつ
地域の方々の眼のホームドクターとして、また長年勤務した愛知県心身障害者コロニー中央病院での経験を生かし小児や障害児者のかたの眼科診療や療育上などのアドバイスに力を入れており、皆様のお役に立てるように努力してまいります。
 スタッフ一同、一生懸命がんばりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
診療時間
日・祝
AM9:00-12:00 / /
PM4:00-6:30 / / /
受付は午前・午後それぞれ30分前から
診療内容と方針
診療内容と方針
・一般眼科
・小児眼科(生後まもない赤ちゃんからどうぞ)
・障害児・者の眼科管理(てんかん・脳性麻痺・発達の遅れなどあるかたで、眼に関する心配のある場合ご相談ください)
・視覚障害児への助言
・眼球には問題がないのに、しっかりものを見ない中枢性視覚障害への対応方法の助言
・診療の趣旨は、症状の説明と理解・治療方法の説明と理解にあると考えます。できるかぎり症状を画像に示して説明しています。
・手術・入院はありません。必要な場合は、最適な医療機関を紹介します

小児の眼科的管理を考える
1.正常の視覚発達
赤ちゃんの視覚の発達を、まず大まかに理解しましょう。特に問題のない赤ちゃんで在胎週数が約40週 の標準的な場合、遅くとも頸がすわる前に、親は視線が合うと感じます。その場合、頸がすわっていないから、だっこで観察しようとすると正確に把握できません。ベッドやふとんの上に水平に寝かせて、赤ちゃんの目よりやや下方の位置から観察しましょう。親の顔やおもちゃを見せます。機嫌がよく、ねむたくない時を選んで観察します。日を追うにつれて見ていることがはっきりわかるようになります。頸がすわればだっこしていてもすぐに視線が合うようになります。赤ちゃんの場合、生後まもなくの間は、頭の活動がいつも活発というわけではなく、活発な時とぼんやりしている時が混在しています。成長と共に、だんだん起きている時はぼんやりしている時間が減っていくので、ものを見せた時の反応は、だんだんよくなってきますが、機嫌の良い時を選んで観察してください。反応がよければ安心して大丈夫です。生後まもなくの新生児の視力は0.02から0.05程度ですが、急速に発達曲線を描き、だいたい3歳頃に1.0まで発達します。この間に両眼を正しく使ってものを立体的に見る立体視などの能力も発達します。またこの視覚の発達する時期に、いろいろな原因で正常に視覚が発達しないと、弱視という視覚の発達が不十分な状態になり、放っておくと取り返しのつかない状態になってしまうので、赤ちゃんや子供の様子を親が注意深く観察をして、適切な対応をしなければなりません。
2.眼科受診の時期
観察していて、なにか気になる時はいつでも可です。なるべく早く異常があればそれを解決するのが鉄則です。理想から言えば生まれてまもなく眼球に先天異常があるかどうかのチェックをするのがベストです。眼科以外に異常がある場合は、眼科や耳鼻科のスクリーニングは必ず必要です。次は生後6ヶ月頃になると眼球運動が完成しますので、斜視や眼球運動のチェックを受けるのがベストです。現在公的な眼科の検診は1才半と3才の時にあります。特に異常を感じていなくても、これらは必ず受けてください。これ以前に気になることがあれば、いつでも気楽に受診してください。
視覚障害について考える
1)視覚の定義
形態刺激(色とか形や明るさからなる刺激)を眼球という感覚器から取り込み、それを視路(視神経など)により後頭葉まで伝達し、後頭葉で視性刺激(形態刺激が網膜で電気刺激に変換されている)を解析して、情報を取り出し、その情報を基に脳で創りだされる感覚を、視覚といいます(図1)。この図で眼球・視神経・脳の一部は視路と呼ばれ、眼球から取り込まれた形態刺激の伝達系となっています。一方後頭葉の視覚感覚野以降は、伝達された刺激を解析して情報を取り出す解析系となります。
2)視覚障害の定義
視覚障害とは、異常な視覚が起きていることです。視覚が異常となる原因は、上記の視覚が生じる過程で何らかの異常が起これば、それが原因となります。具体的には、眼球・視神経・脳のどれかに異常が生じても、視覚障害は生じます。そしてその位置は、形態刺激の伝達系と解析系の2つに大別できます。図に示すように、視覚障害はこの2つの系の組合せから考えるべきです。解析系の異常が重度のものに、視反応発達遅滞の名を与えてあります。
3)普及している視覚障害の定義とは
一般社会で視覚障害というと、視路の異常によるものを想定しており、身体障害者手帳の診断基準も視路の異常の判定に依よっています。中枢性の視覚障害も、視放線(脳の一部)などの視路の異常を指すことが多かったのです。しかし近年眼科学が、認知の分野つまり解析系の解明に関心を向けるに当たり、中枢性の視覚障害は解析系の異常を指すようになってきています。


トピックス(院長の考え)
○小児の眼科的管理について考える
○近視について考える
○遠視について考える
○赤ちゃんの眼脂(目やに)
○視覚障害とは
○中枢性視覚障害について考える
○眼球偏位について考える
○眼球偏位(中枢性視覚障害)の頻度
○アイコンタクトによるコミュニケーションの不具合の頻度
○眼球偏位への対応 その1
○眼球偏位への対応 その2
トピックス(院長の考え)について詳しくはこちら
クリニックの情報
施設名 からき眼科クリニック
所在地 〒487-0024 愛知県春日井市大留町2丁目17-5
電話 0568-53-0777
診療時間 AM9:00-12:00
(受付AM8:30より)
PM4:00-6:30
(受付PM3:30より)
休診日 木・日・祝/土午後
ホームページ http://karaki-eye-clinic.a.la9.jp/
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