ぬのたにがんか

ぬのたに眼科

  • 駐車場
〒569-1141 大阪府高槻市氷室町1丁目25-13
ファミール5号館106号
高槻市営バス氷室・岡本停留所から徒歩2分
JR摂津富田駅から車で約5分
◆緑内障
緑内障とは
緑内障とは、眼から得た情報を脳に伝えるための機能を果たす視神経に障害が起こり、徐々に視野(見える範囲)が狭くなる病気です。40歳以上の20人に1人が緑内障と言われており、全国調査の結果、視覚障害の原因疾患の第1位は緑内障となっています。

緑内障の症状と原因
緑内障の症状として代表的なのが視野狭窄です。
初期段階では自覚が乏しいことが多いですが、進行するにつれて視界が徐々に狭くなっていき、次第に日常生活に支障をきたすほど見える範囲が少なくなってしまいます。

緑内障の原因として、視神経への過度な眼圧が挙げられますが、眼圧が正常値にある方でも緑内障患者となるケースは多く、日本人の半数以上を占めています。視神経の眼圧に対する抵抗力や眼圧自体にも個人差があるため、眼圧が正常値であるにも関わらず緑内障を発症する原因は明らかになっていません。 遺伝や血流障害によって発症する場合もあります。

緑内障は治療が遅れると失明に至ることもあり、症状がなくても定期的に検診を受け、早期に発見し治療を開始することが重要です。
治療について
緑内障の治療は、眼圧を下げることを基本にしています。
●点眼、内服
●レーザー治療(SLT)
●外科的手術
点眼薬での治療やレーザーによる治療、外科的な手術があります。眼の状態やライフスタイルに応じて、治療方針を検討する必要があります。

◆糖尿病網膜症
糖尿病網膜症によって、毎年約2千人ほどが社会的に失明していると言われています。
治療について
糖尿病網膜症は糖尿病の合併症の一つですので、血糖値のコントロールが病気の進行を防ぐ有効な治療になります。また、レーザーによる治療や、観血的手術による治療もあります。

糖尿病網膜症は、病気が進行しても自覚症状がほとんどない場合があります。検査で症状が見られなかったからといって、定期的な検診を怠るケースがあります。その場合は、知らないうちに、かなり進行していることがあります。定期的な検診を受け、日々の健康管理をしっかりすることが最善の治療といえます。

◆加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性は、私たちがものを見るときに使う黄斑部の機能が障害される疾患です。「滲出型」と「萎縮型」があり、「滲出型」は、新生血管が発生し出血することで網膜に障害がおこるタイプの疾患です。進行が速く急激に視力が低下します。また、「萎縮型」は、網膜の細胞が加齢によって変性し、老廃物が蓄積して栄養不足になり、その結果、除々に萎縮する疾患です。進行が穏やかなので気づかない人もいます。

発生の要因として
・加齢によるもの
・喫煙によるもの
・高血圧によ るもの
などがあげられます。

また、症状として
・ものがゆがむ
・視力が低下する
・部分的に見えづらくなる
・視野の中心が見えづらい
などがあげられます。

◆結膜炎
結膜炎は、まぶたの裏の瞼結膜と眼球の白目の表面を覆っている球結膜が炎症を起こす病気です。結膜炎は大きく分けて、感染症結膜炎とアレルギー性結膜炎があります。感染性結膜炎は、ウイルス性の結膜炎や、細菌性の結膜炎があります。また、アレルギー性結膜炎は、花粉症などがこれにあたりますが、最近ではハウスダストやコンタクトレンズが引き起こすアレルギー性結膜炎も増加しています。

結膜炎は、下記の症状を引き起こします。
・目がかゆい
・白目が赤くなる
・目やにが多くなる
・瞼(まぶた)が腫れる

治療方法
細菌性やウイルス性結膜炎の場合は、感染した細菌やウイルスにあった抗生物質や眼軟膏、消炎剤などの点眼薬を使用します。 アレルギー性結膜炎には抗アレルギー剤、重症の場合にはステロイドや免疫抑制剤の点眼薬を処方します。

ハウスダストやコンタクトレンズによる結膜炎については、生活環境の改善、コンタクトレンズの変更などのアドバイスもいたします。
治療について
滲出型黄斑変性の場合は、抗VEGF薬を眼内に投与する方法や、光線力学的療法(PDT)などでおこないます。

◆ドライアイ
ドライアイは、角膜乾燥症ともいい、目の疾患のひとつで、最近ではパソコンの長時間利用や、エアコンなどで空気が乾燥する環境が多くなり、この疾患の方が非常に増えています。また、コンタクトレンズを装用していると、その表面から涙液の蒸発量が増すため、ドライアイの症状を引き起こすことが多くなります。

ドライアイは、下記の症状を引き起こします。
・目が乾く
・目がゴロゴロする
・まぶしい
・目に痛みがある
・視界がかすむ
・まぶたが重たくなる
など
治療について
ドライアイには様々な要因、またそれを悪化させる要因が絡んでいます。
当院では患者様の症状や目の表面涙液乾燥のパターンによって、適切なの治療を行っております。
基本的には点眼による治療となりますが、難治例に対しては涙点プラグの挿入が必要なこともあります。

◆ものもらい
化膿によるまぶたの脂腺の急性化膿性炎症で医学的には麦粒腫と言います。地方によって「めいぼ」「めばちこ」と呼ばれ、まぶたの裏側などが腫れて痛みや痒みを感じる目の病気です。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
まぶたにあるマイボーム腺やまつ毛の根もとの脂腺の急性化膿性炎症で腫れる場所によって内麦粒腫と外麦粒腫があります。
原因
主に黄色ブドウ球菌の感染が原因となり、まぶたの裏側などが腫れます。
治療について
内服薬・点眼薬による抗生物質の投薬によって治療いたします。
また、化膿が悪化した場合には切開による膿の排出を必要とする場合があります。

◆花粉症
花粉症は、I型アレルギーに分類される疾患の一つで、植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされます。今や日本人の50%が毎年この病気に悩まされています。
症状はくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴です。
アレルギー性結膜炎は、アレルギー反応により、目の充血やかゆみが起こる病気です。
治療について
アレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法です。
薬物療法の目的は、日常生活に支障がないよう、かゆみの症状を和らげることが中心となります。
薬物治療には、抗アレルギー点眼薬が主に使われます。
重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。

花粉などが原因のアレルギー症状の場合、症状が出る前の花粉飛散時期の約2週間前から、抗アレルギー点眼薬による治療を始めることで花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。
毎年花粉症がひどい方は、症状があらわれる前に受診することをおすすめします。

◆小児期の近視
仮性近視とは?
小さいお子さんの場合、うまくピント調整が出きずに、本当は近視ではないのに近視かのように指摘される仮性近視の場合があります。

近くの物を見るときには、眼の中のレンズ(水晶体)がふくらんで厚くなります。この調節は、毛様体筋という筋肉が緊張したりゆるんだりしながらレンズのふくらみ具合を調節しています。本を近づけて読みすぎたり、長時間ゲームをしたりするとこの筋肉が縮んだ状態が続き、レンズが薄くならないために遠くが見えにくくなってしまいます。これを調節緊張といい、仮性近視と呼んでいます。

小学校低学年のお子さんなど、低年齢ほど仮性近視の割合が多いとされており、年齢が上がるにつれて、仮性近視の確率は減っていきます。

★ 仮性近視の状態であれば、正しい治療と生活習慣の見直しで回復も可能な場合もありますが、数か月治療を続けても効果がみれず視力回復がなければ、必要に応じて眼鏡を作成します。
近視とは?
近視とは光が網膜の手前に焦点があるため、遠くの物を見る際に焦点が合わず、ぼやけて見える状態です。生まれたときは軽度の遠視(網膜が焦点より前にあること)ですが、成長の過程で徐々に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)と近視となります。一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。そのため、眼軸長の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するためには重要となります。
当院では、小児期の近視の進行抑制目的の低濃度アトロピン点眼液「マイオピン」による治療を行っています。
詳しくはこちら
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは
まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が損なわれて、十分に目が開かない状態のことです。生まれつき、眼瞼挙筋の機能が弱まっている場合は先天性眼瞼下垂症と呼ばれます。一方、加齢とともにその機能が損なわれて、しっかりと目が開かなくなってきた場合は後天性眼瞼下垂症と呼ばれます。
医院の情報
施設名 ぬのたに眼科
所在地 〒569-1141 大阪府高槻市氷室町1丁目25-13
ファミール5号館106号
電話 072-690-6626
アクセス案内 高槻市営バス氷室・岡本停留所から徒歩2分
JR摂津富田駅から車で約5分
診療時間 9:30~12:30
15:30~18:30
休診日 木曜午後、土曜午後、日曜祝日
駐車場 5台有り
ホームページ https://nunotani-eye.jp/
トップへ戻る