まつうらないか

まつうら内科

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〒660-0051 尼崎市東七松町1-10-18 2F
風邪から呼吸器疾患までなんでも話せるクリニック
内科・呼吸器内科
☆駐車場10台以上
☆隔離室あり
☆自動受付・精算機あり


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診療時間
日祝
9:00~12:00 /
16:00~19:00 / / /
△2024年4月より木曜日は終日休診となります。
一般内科の診療
内科
かかりつけ医として、風邪や発熱、急な体調不良から日常の検査・診察・生活習慣病などの健康相談まで、幅広く診療しています。
一般内科の診療
健康寿命を伸ばすため、動脈硬化の原因となる高血圧、高コレステロール血症(脂質代謝異常症)、糖尿病などの生活習慣病を中心に、風邪や貧血、不整脈など内科一般の診察を行います。ただ当院では、薬の数が多すぎること(ポリファーマシー)とならないよう、優先順位の低い薬を減らすこともしっかり考えていきます。
■動脈硬化とは
ヒトの血管の壁は弾力があり、ゴムのように伸び縮みをすることで血圧を安定させ各臓器へ過度な負担がかからないように調整しています。ところが生活習慣病や喫煙、加齢などで弾力が失われゴムが固くなる(この状態を動脈硬化と言います)と、血圧が高くなり各臓器への負担が増えることで臓器の寿命が短くなります。さらには血管自体が破れる脳出血や、固く細くなった血管が詰まることで起こる脳梗塞や心筋梗塞といった病気の危険性(リスク)も高くなります。当院では、動脈硬化の原因となる生活習慣病の予防に努め、生活習慣の改善、投薬(薬を増やすだけでなく、優先順位の低い薬を減らすことも大事です)、禁煙指導などを通して皆さんの健康寿命を伸ばすことを一緒に考えていきます。
■ポリファーマシーとは
日本老年医学会が発表した、高齢者においては薬によって引き起こされる不利益(有害事象と言います)は、処方された薬の数に比例して増えるという考え方で、とくに薬の数が6種類を超えると不利益が増加するとされます。しかし一方で、治療に適正な薬の数が当然6種類を超えることもありますし、処方された薬の数が少なすぎて問題が発生することもあります。大切なことは適切な薬と優先順位の低い薬を見極めて、薬の見直しができるのではないかということを、常に考えながら治療することです。

◆高血圧
高血圧と診断されるのは血圧140/90mmHg以上ですが、降圧目標はもっと厳格で、75歳未満は130/80mmHg未満、75歳以上でも140/90mmHg未満です。ただ高齢の方で血圧を下げ過ぎる(過降圧)と、ふらつきやめまいで転倒する危険性も高まるため、下げれば下げるほど良いというものではありません。患者さんに応じて適正な薬の量を調整することが重要です。
◆脂質代謝異常症
血液中の油≒脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる状態です。余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。原因として生活習慣、体質、加齢による基礎代謝の低下、閉経によるホルモンの減少など様々な要因が考えられます。そのため、年齢や性別、糖尿病などの合併症の有無、などによって 治療目標値を考えていきます。
◆糖尿病
血液中の糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。ヒトの身体には血糖値を上げるホルモンは数多くありますが、下げるホルモンは実は1つしかありません。この1つしかないホルモンが膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンです。インスリンは食事によって血液中に増えた糖を細胞の中に取り込ませることによって、血糖値を下げることができます。しかし、このインスリンの量が不足(1型糖尿病)したり、インスリンはあるのに細胞自体のインスリンへの反応が悪くなる=抵抗性が高まる(2型糖尿病)と血糖値が高くなってしまいます。こうなると血液の中にはたくさんの糖が溢れているにも関わらず、肝心の細胞の中には栄養となる糖が入ってこなくなり、細胞の飢餓から臓器の機能が弱くなってしまいます。この結果傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすいといった症状が表れます。糖尿病を放っておくと動脈硬化の他、網膜、神経、腎臓等に異常を来し、とくに腎臓は糖尿病が原因での透析導入がもっとも多いとされています。健康寿命を伸ばすためには血糖値を、目標をもってコントロールすることが大事です。日本人には2型糖尿病が多いため、以前はインスリンを増やす治療がメインでしたが、インスリン過剰で起こる低血糖が問題となっていました。このため最近では糖の吸収を穏やかにしたり、抵抗性自体を改善する治療薬が増えてきています。
◆貧血(とくに鉄欠乏性貧血)
赤血球は全身に栄養と酸素を運ぶ担い手です。赤血球は鉄を主な材料として、骨髄(こつずい)という工場で産生され、およそ120日間の寿命がつきると脾臓(ひぞう)という場所で破壊されます。このため貧血の原因として、①材料(主に鉄)不足、②工場の機能低下(白血病や再生不良性貧血など)、③破壊亢進(脾腫)の3パターンを考えます。女性はとくに月経によって慢性的に鉄が不足し知らず知らずのうちに①の状態となっていることがあります。なんとなく身体がだるい、すぐに息切れがするといった貧血症状は、食事内容の改善や鉄剤の内服によって改善することが見込めます。ただ治療を止めると元に戻ることもあるので注意してください。②③が疑われる場合血液内科等専門科への紹介をおこないます。
◆不整脈(とくに心房細動)
ヒトの血液は、動かさないで放っておくと固まる性質(凝固)があります。心臓の中を一定のリズムで流れていれば問題ありませんが、リズムが狂うと、川のよどみのように流れが悪くなり、ごく一部が固まって血液のゴミ=血栓(けっせん)が出来やすくなります。不整脈の1つである慢性心房細動では、正常の脈拍の患者さんと比べ血栓ができやすく、それが脳への血流に乗ってしまうと、ゴミが脳血管に詰まり脳梗塞をおこすことがあります。糖尿病や高血圧があると脳血管が固く細くなっているためその危険性はより高くなりますが、凝固を防ぐ薬を定期的に服用すると脳梗塞になる危険性が下がることがわかっています。以前抗凝固薬はワーファリンという薬しかなく食事制限やコントロールが難しかったのですが、最近は新しい薬も増え、服用自体楽になってきています。ただし出血しやすい体質になるので生活環境への注意が必要です。
呼吸器内科
呼吸器内科
咳が治まらない、息が辛い、胸の痛みなど、気管支や肺の疾患を対象に診察を行います。
一口に、くしゃみ、咳といった「かぜ症状」といっても、その原因はウィルスや殺菌感染、結核や非結核性肺抗酸菌症、アレルギー性鼻炎等多種多様にあります。長引くかぜについてもご相談ください。
呼吸器内科
呼吸器科では、かぜ外来での感染症治療、また喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)では吸入療法を通して、「咳」で苦労されている患者さんの力になりたいと考えています。そのほか当院では、非結核性抗酸菌症の維持療法、在宅酸素療法(HOT)/睡眠時無呼吸症候群(SAS)の管理なども行っています。また肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチン等、積極的な予防策にも取り組んでいきます。
■かぜ外来とは
一口に、くしゃみ、咳といった「かぜ症状」といっても、その原因はウィルスや細菌感染、結核や非結核性肺抗酸菌症、アレルギー性鼻炎等多種多様にあります。当院では聴診の他、検査を希望される患者さんに採血・レントゲン検査、息を吐くだけの呼吸機能検査や呼気一酸化窒素濃度測定を用いて病態を把握し、少しでも早く症状が改善できるよう治療を行っていきます。また当院は感染対策室を準備しており安心して受診いただけます。
■咳エチケット
新型コロナウィルス感染症の流行もあって昨今、咳エチケットが広く啓蒙されるようになりました。咳エチケットは周囲のヒトはもちろん、自分を守るための有効な手段です。当院では以下のような疾患を念頭に、咳をしっかりとコントロールできるよう治療していきます。
☑感染症による気道炎症・気道過敏性上昇(←これが最も多いです)
☑喘息慢性閉塞性肺疾患(COPD)  ☑肺癌  ☑肺結核・非結核性肺抗酸菌症  ☑逆流性食道炎  ☑心不全  ☑ストレス咳嗽

◆気管支喘息
空気のトンネルである気管支の壁にアレルギー性の炎症が起こることで咳が続き、さらにトンネルが狭くなってしまうと息がしづらくなります。また狭い場所を空気が移動するとビルの谷間風のように「ヒューヒュー、ぜーぜー」といった喘鳴(ぜんめい)が聞こえることがあります。ただし咳だけ、もしくは呼吸困難だけといった症状の喘息もあるので、喘鳴がないからと言って安心はできません。一般的に、かぜなどの感染症をきっかけに症状がより悪くなり夜咳で眠れないということも起こります。治療はおもにステロイド吸入を用いることで比較的早期に症状改善が見込めます。ただし喘息はアレルギー体質が原因であることが多く、治療を止めると症状が元に戻ることもあるので注意してください。当院ではアレルギーに関与する気管支の好酸球性炎症と関係のある呼気中の一酸化窒素濃度を測定することで、簡易的な喘息診断が可能となっています。息を吐くだけの簡単な検査ですので是非一度相談してください。
◆慢性閉塞性肺疾患(COPD)
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入することで生じる肺の炎症性疾患です。 呼吸機能検査で正常に戻ることのない気流閉塞を示し、末梢気道病変(慢性気管支炎)と気腫性病変(肺気腫)がさまざまな割合で複合、症状は通常は進行性です。症状は徐々に生じる労作時の呼吸困難や慢性の咳、痰を特徴としますが、呼吸困難に慣れてしまい無自覚に身体の動作を制限して運動強度を下げているケースや、患者さん自身が高齢による体力低下と判断して医師に伝えていないケースなどもあります。一般的に、かぜなど感染症をきっかけに急性増悪(きゅうせいぞうあく)を起こすと、あたかも喘息のような症状になることがあります。急性増悪は治療によって一旦改善しますが、繰り返すと肺機能が著しく低下し将来的に在宅酸素が必要となることがあります。治療は慢性期には主に吸入療法をおこない症状の改善と急性増悪の予防に努めます、万が一の急性増悪時には抗菌剤、気管支拡張剤、少量ステロイドを用いたABC療法で早期の回復を目指します。COPDでは禁煙が第一であることは言うまでもありません。
◆非結核性肺抗酸菌症
結核菌の親戚である非結核性抗酸菌による肺感染症です。結核菌のようにヒト-ヒト感染を起こすことはなく、またほとんどが無症状であるため、検診などで偶然発見されます(とくに中年期の女性に多いとされます)。ただし一部の患者さんで病状が進行し慢性的な咳や痰、微熱、血痰を生じることがあります。いわゆる特効薬がないため治療はもっぱら抗結核薬を流用して多剤併用療法が行われますが、1日10錠程度を2-3年服用する必要があり副作用等で継続が難しいこともあります。当院ではエリスロマイシンによる少量マクロライド療法によって気道免疫を高めることで非結核性抗酸菌の増殖を抑える維持療法を積極的に行っています。ただしこの治療法によっても病状の進行が抑えられない場合には、多剤併用療法へ切り替える必要があるため専門病院への紹介をおこないます。多剤併用療法導入後に副作用等なく安定していれば引き続き当院で治療を継続できます。
◆在宅酸素療法(HOT)
安静時でも身体に必要な酸素量を保てない慢性呼吸不全の患者さんに、常に酸素を供給できるよう在宅もしくは外出時に使用できる酸素濃縮器または液体酸素、携帯ボンベを保険診療で処方します。酸素は定額制なのでどれだけ使用しても金額は医療保険ごとに一定となります。酸素には、操作が簡単で電気で動く酸素濃縮器+携帯ボンベ(やや重い)と、操作は少し煩雑だが電気を使用しない(停電に強い)液体酸素+携帯ボンベ(軽い)があります。どちらを使用するかはライフスタイルに応じて選ぶことができます。延長チューブを使用すれば酸素を使用したままお風呂に入ることもできます。ただし酸素ですので火気は厳禁です。
◆閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)
就寝中に舌の緊張がゆるんで、気道側に落ち込むことで上気道が閉塞し、呼吸努力にもかかわらず呼吸が一時的に止まることを閉塞型睡眠時無呼吸症候群と言います。ただこのまま呼吸が停止し続けることはなく、しばらくして脳が少し覚醒し(患者さんは目覚めない)、舌を緊張させることで上気道が開通し呼吸が再開されます。しかし再び寝入って舌の緊張がゆるむとまた閉じることを繰り返します。そうすると患者さんは寝ているにもかかわらず熟睡感を得ることができず、日中の眠気や頭痛、倦怠感といった症状につながります。治療は軽症であれば、歯科で口腔内装具(マウスピース)を作成してもらい、重症であればCPAPという機械を装着してもらうことになります。OSASの患者さんには比較的肥満の方が多いため、生活習慣を改善し体重を減らすことで将来的に治療がいらなくなることも期待できます。
肺炎球菌ワクチン・インフルエンザワクチン
一般に「肺炎ワクチン」と呼ばれることが多い肺炎球菌ワクチンですが、実は市中で起こる肺炎の原因のおよそ25%を占める肺炎球菌限定のワクチンであって、これですべての肺炎を予防することはできません。ただし予防しないに越したことはありませんので、60歳以上の方は積極的に摂取されることをお勧めします。現在日本では5年に一度合計2回接種可能な23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)と、1回のみ接種可能な13価肺炎球菌ワクチン(プレベナー)があります。打ち方をうまく組み合わせることでより効果が発揮できるので是非ご相談ください。またインフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。

【インフルエンザ予防接種料金】
1回 2,800円
クリニックの情報
施設名 まつうら内科
所在地 〒660-0051 尼崎市東七松町1-10-18 2F
電話 06-6488-8880
診療時間 9:00~12:00
16:00~19:00
休診日 木曜、土曜午後、日曜・祝日
駐車場 10台以上
ホームページ https://matsuuranaika.com/
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