かねしろくりにっく

かねしろクリニック

〒560-0011 豊中市上野西2丁目20-27
エスコート本田1F
スタッフブログ
UPDATE: 2020-12-30 11:00:53
薬師丸ひろ子さんが主演で映画化もされた「ねらわれた学園」などの作者の眉村卓さんの奥さんが癌になり、主治医から笑いが免疫が上がる事があるという話をされ、奥さんを笑わせるために毎日ショート・ショートを書き、抗癌剤治療を行いながらですが余命宣告よりも長く生きられ、その実話は「僕と妻の1778の物語」という映画にもなっています。

眉村卓さんの奥さんが入院されていた病院に私も働いていて、主治医は先輩医師ですが私も回診などでご本人と接した事があります。

笑いが免疫を活性化させることは大阪国際がんセンターでも研究を進めています。

COVID-19はほとんどの感染者は誰にも感染させておらず、集団にスーパースプレッダーという非常に多くのウイルスを排出する人が居れば感染が拡がる事は緊急事態宣言前からクラスター対策班から発表されていて、海外の論文でもこの事は記載されています。

一方で発症2日前から誰かに感染させているという推論から無症状者でも誰かに感染させているかもしれないために無症状者でもマスクをする必要があるという風潮になっていますが、無症状者のほとんどは当然、非感染者ですので無症状者が誰かに感染させるというのは非常に稀なケースで、ほとんどの感染者は誰にも感染させていない事を考えても、無症状者がマスクをする意義がほとんど無い事は分かると思います。

マスクをするのがマナーという誤った常識のためにマスクをしない人を好奇の目で見たり、入店拒否、飛行機の搭乗拒否などの差別まで起きてしまっています。

無症状者が誰かに感染させているという稀なケースのために全ての人がマスクをしてしまうと、実際の有症状者が誰で注意が必要か区別が付かなくなり、他人を怪しんだ眼で見てしまい、マスクをする事で表情が分かりにくくなるために余計に猜疑心が深まります。

飲食店で感染が拡がるという風評から飲食店への時短営業の要請があり、会食する機会が減り、今後も閉店を余儀なくされる飲食店が増えるかもしれません。

行動自粛要請のために帰省もできず、観光業も大打撃を受けて閉店・倒産などが増える恐れもあります。

多くの人の心が荒み、笑顔が消え、免疫が活性化する事が妨げられて逆に感染しやすい身体にさせられている恐れがあります。

腸内フローラという言葉を耳にした人も居ると思いますが、腸の中には多くの菌やウイルスが居て、善玉・悪玉・日和見がお花畑のようにバランスを取りながら存在していますが、口腔内にも多くの菌やウイルスが居て、善玉・悪玉・日和見がバランスを取りながら存在しています。

マスクをしていると内側に湿気が溜まって菌やウイルスが繁殖しますが、口腔内ではバランスを取っていてもマスク内部で繁殖した時に悪玉・日和見が悪影響を及ぼす事が考えられ、かぶれや肌荒れなどの原因にもなります。

そういう事を総合的に考えればマスクにはメリットよりもデメリットの方が非常に多いという事は明白です。

2020年は散々な1年になってしまいましたが、2021年は皆がマスクを外して笑いを取り戻して精神も肉体も経済も健全な世の中になる事を祈るばかりです。
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-28 18:08:38
12/29~1/3は休診します。

12/30、12/31に限って午前9時~12時にクリニックで待機していますので急患の方は受診していただいて構いません。
当クリニックでは診療拒否は一切しませんので予め連絡せずに受診していただいて構いませんが、COVID-19を心配してPCRを希望される方は対応できませんので他の医療機関を受診して下さい。

1/1~1/3も状況によっては対応できるかもしれませんので急患の方は080-9166-0881まで電話をして下さい。

1/4からは通常通りに診療を行います。

何卒、宜しくお願いします。
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-19 11:33:20
皆さんの家の中には沢山の菌やウイルスが居ますが無害なものばかりで共存していますので、それほど神経質にならずに寛いでも問題ないと思います。

しかし有害な菌やウイルスを外部から持ち込んでしまうと気が緩んでいるので家庭内感染を起こしてしまいます。

最も汚染度が高いのは手ですので帰宅したら何にも触れずに直ぐに手洗いを行う事でかなり予防できます。

衣服に付いたものまで考えるときりがありませんが上着は玄関で脱いで除菌スプレーを掛けるなどすればいいと思います。

無症状でも感染している可能性はありますので家族の近くで咳やくしゃみが出る時は必ず肘の辺りに鼻と口を付けてするようにして下さい。

しっかり手洗いをしたつもりでも洗い残しがあるかもしれませんしタオルを共有するとタオルを介して感染を拡げることがありますので、使い捨てのペーパータオルを使う事をお勧めします。

一方、院内感染は呼吸器症状の無い人や呼吸器症状があったとしてもPCRが陰性だった場合に、その患者さんを非感染者だと思い込んで予防策を怠る事で医療従事者が感染して起きてしまいます。

感染者の対応をしている時に防護具を付けていると緊張もしているので非常に予防にも気を付けますが、脱着する際や脱いだ後に気が緩んで予防策を怠ってしまって感染するケースも考えられます。

医療従事者が感染してしまうと患者さんに感染させてしまい、感染が拡がってしまいますので医療従事者は常に細心の注意を払って感染対策を行わなければいけませんが、指輪や腕時計をしながら業務を行っている人も多く、慢心のために感染してしまう事もあります。

家庭内感染も院内感染もどちらも結局は油断や気の緩みが原因ということになります。

感染は各自が予防するしかありませんので、感染させるとかさせられるとか考えると誹謗中傷に繋がるため他人のせいにせず、油断せずに各自で予防に努めるようにしましょう。
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-17 16:30:04
人が感染症を運びますがクリスマスや年末年始は人の移動が多くて感染を拡げる傾向にあるので今、自粛をすれば確かに感染を抑制する事はできるかもしれません。

インフルエンザや溶連菌感染などの呼吸器感染症は例年、気温が下がって乾燥する1月から2月に掛けて流行るので、1月から2月に掛けて再び増加する可能性が考えられますが、また第4波が来たと騒ぐのは目に見えています。

医療機関や学校などでPCR陽性者が出た時に全員に検査をして複数の陽性者が見つかるとクラスターだと騒いでいますが、無症状の陽性者を見つけても誹謗中傷の的を増やしているだけで、どうして風評被害を拡げようとするのか理解できません。

標準的な予防法を行うことでインフルエンザは激減していますが例年、インフルエンザで多くの学級閉鎖が起きているのは多くの人がご存知だと思いますが、学級閉鎖というのは有症状者のクラスターが発生したために感染を拡げないために行われる措置です。

東京都だけでも例年4000~5000件のインフルエンザ集団感染が報告されていますが、これも当然、有症状者のクラスターですが、COVID-19で無症状者まで調べて無理矢理クラスターを作り上げてもインフルエンザよりも非常に少ない事が分かります。

経済を落ち込ませ、人々の心を荒ませ、相手を信じられなくするような社会を作り、関連死を含めてのCOVID-19死亡者以上に非感染者の自殺者を増加している事に目を瞑っても良いんでしょうか?

病気の本質を冷静に見極めて対応し、一刻も早く皆さんが今まで通りの生活を取り戻せることを祈るばかりです。
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-14 10:17:33
毎週、厚労省から発表されている感染症発生動向調査をお示しします

お示しした資料は2020/11/23-29の1週間のものです

普段からお知らせしているようにあらゆる呼吸器感染症、感染性胃腸炎は非常に減少しています

特にインフルエンザはほとんど報告がありません

これはもしかすると医師会がインフルエンザの検査をしないように指針を示している影響があるかもしれません

特記すべき事はグラフになってませんがCOVID-19のこの1週間の感染報告は29例だけです

これは定点報告なので全国全ての感染例を示しているわけではありませんが、公表されているいわゆる感染者数(実際には単なるPCR陽性者数)と比べて著しく乖離しています

医師が報告を怠ってたとしてもこれほど乖離することは考えにくいですので実際に患者の治療を当たっている現場で医師がCOVID-19患者を認定して報告しているのはこの程度しか居ないという事になります

空気感染する結核はこれほど多くの人が感染予防に注意を払っていても212例も報告があり、やはり結核は怖い病気ですがCOVID-19はそれほど怖くないことになり空気感染の可能性も極めて低いと思われます

厚労省もこういうデータを公表すれば多くの人が正しい事を知って混乱の収束に向かうと思いますが、それをしないのは厚労省内部の縦割りの弊害かもしれません


https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2020/idwr2020-48.pdf
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-09 11:47:40
多くの人が風邪症状などで医療機関を受診した際に単に「喉が赤いから薬を出しておく。」とだけ言われて多量の薬を処方されたり、風邪と診断しながら効かない抗菌剤を処方された事があると思います。

当クリニックでは患者さんに正しい知識を持ってもらって適切な医療を提供するために、開業時からウイルスには抗菌剤が無効であること、37-38℃台程度の発熱で解熱剤を使用すると免疫が下がるなどして逆に長引くかもしれないこと、冷却には解熱効果がないことなどを文書を示して説明しています。

COVID-19はPCRを行って診断したとしても有効な治療薬が無いため不安が増すだけで、濃厚接触者と判断された人にまで検査がおよんで無症状でも陽性と判定されれば自宅療養などの措置が取られるのでデメリットの方が多く、急激に重症化する例はありますが8割は軽症で治るので対症療法で経過観察してもらうようお願いしていますが、今はPCRをしていなくても誰もがCOVID-19であると思って行動してもらうことが望ましく、退院基準が「発症から10日経過かつ症状軽快から72時間経過」という事も参考にして、症状軽快から3日間の自宅内隔離をお願いしています。

仕事は当然、休む必要があり、自宅内感染を防ぐためにも個室管理にして食事は運んでもらい、入浴も一番最後に入るなどして家族間の接触も極力避けるように指導しています。

休診日は他の医療機関のICUに手伝いに行っていますが、その医療機関は当初はCOVID-19指定医療機関ではありませんでしたが、大阪で重症者が増加しているために知事からの要請でCOVID-19患者を受け入れるようになりました。

10/9に閣議決定され10/24付で入院対象者が感染者全員から高齢者や基礎疾患を有する等の重症化リスクのある人や感染まん延防止のために必要な事項を守る事に同意しない者に改正されていますが、この法令が順守されずに対象者以外も入院させて病床数が足りなくなっているように感じます。

入院適応はしっかりと検討する必要があり、軽症者はホテルなどの待機施設を利用するか家族と同居しているなら世話をしてもらえるので個室隔離を条件に帰宅してもらっても構わないと思いますが、独居にも関わらず本人が待機施設の利用を拒否したために帰宅させていたケースがありました。

8割は軽症で治り有効な治療薬もないため何も薬は処方されていなかったようで、診断から2週間ほど経っても症状が改善せず、逆に悪化したために受診しましたが、その時にはかなり呼吸状態が悪化していたため人工呼吸器管理になったようです。

独居なので食料品など買い物も自分で行く必要があり、感染を拡げてしまう危険がありますが、家族と同居で身の回りの世話がしてもらえるなら帰宅させても構わないと思いますが、強制力が無いとは言え、独居の方はやはり待機施設に入ってもらわないといけないと思います。

オルベスコという吸入ステロイド剤が気管支の炎症を抑え、クラリスロマイシンという抗菌剤は抗炎症・免疫活性化作用があってCOVID-19軽症患者に有効という報告があり、香港では軽症患者に使用するというプロトコルがあり、私も肺雑音があったり長引いている患者さんに関してはPCRはしなくてもCOVID-19を強く疑って吸入ステロイド剤、クラリスロマイシンの処方を行っていますが、日本ではそういうプロトコルが無く、それぞれの医療機関の裁量で治療が行われています。

私は吸入ステロイド剤、クラリスロマイシンの使用で重症化予防に繋がるのではないかと考えていますが、日本では吸入ステロイド剤、クラリスロマイシンに効果があるかもしれない事を知っていても効果を検証しようとする医師が現れないために実証できず、いつまで経っても重症化抑制ができずに混乱が続いています。
カテゴリー:お知らせ
UPDATE: 2020-12-03 11:35:21
食事をする時に基本的には手掴みではなく箸などを使いますが、それは手は色々な物を触って汚染されているので手掴みで食べると有害な微生物を取り込んで感染する危険があるために箸を使うんです

口腔内にも多くの微生物が居るので同じ箸を使って他人に取り分けすると不潔だと思われていますが、箸先に付いた微生物の量は大したことがなく手に付着している微生物の方が圧倒的に多いので、取り分けする際に箸を逆さまにするのがマナーだと思っている人が居ますが、手が触れていた部分を使って取り分けする事になるので逆に多くの微生物を相手に与えている事になり、感染のリスクを上げることになります

箸を逆さまにして取り分けすると箸の後端に食べ物が付き、その食べ物が手に付くこともあるので、それ自体も非常に不潔です
昔から手は汚染されていて接触感染の原因になることが分かっていて、そのために道具を使って食事をするようになりましたが、先人はこういう知恵や失敗から学んだことを色々と格言やことわざとして残してくれているのに、それを守らずに間違った常識が正しいかのようになってしまっている事も多いです

ガリレオ・ガリレイは地動説を唱えましたが、当時は天動説が信じられていたために異端児扱いされて多くの迫害を受けても「それでも地球は動く」と信念を曲げずに訴えてきました
今は地動説が正しい事は誰もが知っていますが、認められたのはガリレオ・ガリレイが亡くなってからのことです

COVID-19の混乱はなかなか収束する目途が立ちませんが、このままではCOVID-19での直接死を上回る自殺者が増え続けますので、これからも少しでも早く収束することを願って皆さんのお役に立てる情報をお知らせしていきたいと思います
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