実はよく知らない…【認知症】

今回は誰でもなりうる可能性のある病気【認知症】をテーマに取り組んでみたいと思います。
身近な事のはずが実はよく知らない…自分がなったらどうしよう…そんな不安ばかりのイメージがつきまとう認知症。でも、知っていればそんなに不安がらずにすむことだって多いはずです!!
まずは認知症とはどういう病気なのか？を知って認知症の方もお年寄りもみんなが安心して暮らせるまちを目指してみませんか？!

出典：
・厚生労働省ホームページ

・社団法人認知症の人と家族の会ホームページ

【認知症って何？】

認知症とは、正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考への影響がみられる病気のことをいいます。
認知症の中でいちばん多いアルツハイマー型認知症は、男性より女性に多くみられ、脳の機能の一部が萎縮していく病気です。
血管性認知症は比較的男性に多くみられ、全体的な記憶障害ではなく、一部の記憶は保たれている「まだら認知症」が特徴の病気です。症状は段階的に、アルツハイマー型よりも早く進むことがあるようです。

初期の症状では、加齢による単なる物忘れと思われることが多いようです。が、憂うつ、外出をいやがる、気力がなくなった、被害妄想がある、話が通じなくなった、外出すると迷子になる、お金の勘定ができなくなったなどのサインを見逃してはいけません!!認知症も他の病気と同様に早期発見、早期治療が重要なカギなのです!!そんな症状が出てきたときには、一人で悩まずにチャンスと思って専門機関に相談しましょう。

【治るの？薬はあるの？】

アルツハイマー病は脳内にアミロイドβという物質が蓄積して、それが神経細胞の変性に関係すると考えられています。そこで、アミロイドβを蓄積させない治療法を開発しようと、世界中の研究者がしのぎを削っています。

アミロイドβの蓄積を阻害する安全な薬が開発されれば、アルツハイマー病はそれ以上の神経変性を起こさなくなると考えられています。そうなれば、認知症の進行が完全にストップする可能性もあるようです。しかし、一度変性し、消滅した神経細胞は再生しないので、進行した認知症では失われた機能を回復することは難しいという問題が残ります。その意味でも早期発見・早期治療は今後ますます重要になってくると考えられています。

【専門機関ってどこ？】

困ったことや心配なことがあるときは、住んでいるまちの「地域包括支援センター」で相談してみて下さい。

その他の窓口
◯認知症の電話相談
(社団法人認知症の人と家族の会)
電話受付：月曜日から金曜日　午前10時から午後3時
TEL：0120-294-456
〔社団法人認知症の人と家族の会ホームページ〕
http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=146
このほか、46か所の支部においても電話相談を行っています。
詳しくは認知症の人と家族の会ホームページをご覧下さい。

○介護支え合い電話相談(社会福祉法人浴風会)
電話受付：月曜日から金曜日　午前10時から午後3時
TEL：0120-070-608

◯きょうと認知症あんしんナビ
認知症支援などに関する情報がたくさんあります。
http://www.kyoto-ninchisho.org/

◯京都府認知症コールセンター
京都府が設置している認知症に関する相談ダイヤル
TEL：0120-294-677

◯京都府若年性認知症コールセンター
65歳未満の方に関する認知症の相談ダイヤル
TEL：0120-134-807

◆2017.10（1）
「保健機能食品」について