親子で【スマホのこと】考えてみませんか。
新学期や入学ということで、新しく子どもにスマートフォン(スマホ)を持たせるという親御さんも多いのではないでしょうか?スマホはうまく使えばとても便利ですが、使い方を間違えると生活のリズムが乱れ、ネット依存になったり、ネット犯罪にまきこまれたり、友達同士とのコミュニケーションにトラブルを生じたりと悪影響を及ぼすこともあります。今回のお役立ち情報では、インターネットの危険から子どもたちを守るため、親子で一度スマホについて話してみるべきポイントをあげてみました。
ポイント1 新しく買う前に、各家庭でスマホ利用のルール作り!
★使用時間と使用場所を決めましょう。
夜、自分の部屋にスマホを持ち込ませないよう、寝る前には決まった保管場所(リビング)に置くなどの工夫を行います。時間については、『夜遅くまで使用しない』などと曖昧にせず『使用時間は夜の9時まで』というように具体的に決めるほうがよいでしょう。
★毎月の使用料を親子で把握しましょう。
『保護者が使用料を支払っているのだから、スマホの所有者は保護者であるので子どもが自由に好き勝手に使えない』ということを子どもに理解させましょう。
★禁止事項を決めましょう!
『食事中や親子の会話中はスマホを使用しない』ことや『勝手にアプリをダウンロードしない』『怪しいサイトはみない』『自分や他人の個人情報をむやみに書き込まない』など、禁止事項をあらかじめ決めておきましょう。
★トラブルが生じたときはすぐに保護者に相談するように子どもに話しておきましょう。
★LINEトラブルを防ぐため、グループみんなでよりよいルールを考えましょう。
中学生にもなるとクラスや部活などの連絡のためグループを作らざるを得ないときもあります。そんなときはグループの使用目的やルールを決めておきましょう。夜の使用制限時間をきめ、誹謗中傷や無意味なやりとりをしない、返信を強要しないなど。LINEグループ内で問題が起こった場合はその都度ルールを見直していくことも必要です。
ポイント2 フィルタリングを利用し、子どもが有害サイトなどを見られないように設定!
子どもがフィルタリングを解除してしまうこともありますので、勝手に解除しないよう子どもと一緒にルール決めをしましょう。
ポイント3 メールでのコミュニケーションの難しさを説明!
顔が見えないスマホの文字だけのやりとりは、相手の感情がよみにくくなり、また、声のトーンがわからないので、相手に誤解を与えたり、不快な思いをさせたりすることもあります。誤解されないようにするためには、『大切な話は直接顔をあわせて伝える手段をとる』または、『メッセージを送る前に、誤解を生じないか客観的な視点で再チェックすること』を心掛けるよう子どもに指導しましょう。
※豆知識 アメリカの心理学者の研究結果によると、人が会話するときに、態度や表情(非言語的情報)が与える影響は38%、言葉(言語情報)があたえる影響はわずか7%だといわれている
ポイント4 親も新しい機能やアプリについて関心をもつ!
親の世代は、スマホなどの新機能やアプリについて、ついつい億劫になってしまいがちですが、できるだけ関心を持つように心掛けましょう。まずは、難しく考えずに、子どもたちにスマホの使い方やどんなアプリをつかっているのか、わからないことなど気軽に聞いてみることからはじめてみてはいかがでしょう。
今回、上記ポイントをご紹介するにあたって参考にさせていたただいたサイトは下記のサイトです。子どもとスマホ、インターネットについて下記サイトにはもっと詳しく専門的なことが紹介されています。参考にしながら親子でもう少し深く学んでみるのもよいかもしれません。
■内閣府「インターネット利用環境整備」
青少年のインターネット利用に関わる政府の取り組みや、国内外の調査などを紹介。
http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/index.html
■総務省「国民のための情報セキュリティサイト」
インターネットを安全に利用するための情報が掲載。小学生向けのページもあり。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/index.html
■総務省「インターネットトラブル事例集」
最近のトラブルの事例と、保護者が知っておくべき事項などを解説。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/jireishu.html
■文部科学省「子どもの携帯電話をめぐる問題」
子どもの携帯電話利用についての文部科学省の取り組みが掲載
http://www.mext.go.jp/a_menu/seisyounen/keitai/index.htm
■京都府警 まんがで学ぼう!ネットのキケン
http://www.pref.kyoto.jp/fukei/anzen/hiko/index.html